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学科Ⅰ(計画)(2級過去問)NO.9

2018年12月17日

お疲れ様です。伊藤です。

 

二級建築士学科試験の計画は、いわゆる計画系と環境・設備系が一緒になっています。下の問題は環境・設備系の問題ですが、難易度としては標準的なものであり、合格のためには是非とも得点したい問題の一つと言えます。

 

学科Ⅰ(計画)(2級過去問 H29)

NO.9 屋外気候等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 快晴日における屋外の絶対湿度は、一般に、1日の中ではあまり変化しない。
  2. 風速増加率は、ビル風の影響を評価する際に用いられる指標で、その値が1.0の場合、建築物の建築前後で風速の変化がないことを表している。
  3. 冷房デグリーデーは、その地域の気候条件を表す指標で、その値が大きいほど冷房負荷が大きくなる。
  4. ある地域の特定の季節・時刻に吹く風の風向発生頻度を円グラフで表した風配図は、円グラフの中心から遠いほど、その風向の風の発生頻度が高いことを表している。
  5. 冬期の夜間において、断熱防水を施した陸屋根の外気側表面温度は、外気温が同じであれば、曇天日より快晴日のほうが、高くなりやすい。

 

 

 

(解説)

  1. 正しい記述です。
  2. 正しい記述です。
  3. 正しい記述です。
  4. 正しい記述です。
  5. まずは、夜間放射が大きいと、設問のような外気側表面温度は低くなることをおさえておきましょう。夜間放射とは、地表面放射と大気放射との差であり、次のように表されます。 

  『夜間放射=地表面放射-大気放射』 

ここで、地表面放射とは太陽熱で温められた地表から大気に向かう方向の放射であり、大気放射とは大気中の水蒸気などから地表に向かう方向の放射です。よって、快晴日のほうが、大気中の水蒸気が少なくなるので、大気放射(地表に向かう放射)が小さくなり、上式中の夜間放射は大きくなります。ゆえに、設問の陸屋根の外気側表面温度は低くなることになります。よって、誤った記述です。

 

従いまして、答えは5.となります。

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